こんにちは!フリーランスWebデザイナーのマメです。

未経験からフリーランス、厳しいだろうけどチャレンジしたい



フリーランスになる前にしておく準備はある?
今回は上記のようなご質問にお答えします。
自分がなっておいてアレですが、正直未経験からフリーランスWebデザイナーはおすすめしないです。
おすすめできない理由は詳しくはこちらで書いています。


ですがそれでも様々な事情により「フリーランスになりたい」人はいると思います。
私もコロナ禍などの事情により、気は進まないけれどフリーランスになることを決意したひとりでした。
今回は様々な障壁はあること承知で、「それでもフリーランスになりたい」と思う方向けに「未経験からフリーランスになるなら準備しておきたいこと」をご紹介したいと思います。
最低限のWeb制作の知識
当然かもしれませんが、フリーランスになるにあたってWeb制作の知識があるのは一番重要です。
具体的には5ページくらいのサイトを全て自分でデザイン・コーディングできるくらいの知識は持っていた方が良いと思います。
「デザインだけしたい」人もいると思いますが、未経験からのフリーランスの場合「既存ページの更新」などの依頼から始まる場合も多いので、基本的なHTMLとCSSの知識を持っていた方が無難です。
もちろん全てを暗記できていなくても良いので、わからないことがあったときに「ググればわかる」程度の状態にしておくこと。
世の中のサイトの多くはWordPressで作られているので、やはり「ググればわかる」程度でWordPressの知識も持っておいた方が仕事の幅が広がり、依頼ももらいやすくなると思います。
最低1年間は無収入でも生活できる貯金
未経験からフリーランスの1年目の収入は厳しいとしっかり覚悟しておきましょう。
ひと月無収入ということもありえると考えてください。
最近はスキマバイトなどもあるので、どうしてもお金がなく手っ取り早く稼ぎたい場合はそういったものを利用するのも手ですが、
「Web制作」に関係のあるスキマバイトではない限り、そのバイトの就業時間中は自分のスキルの成長が見込めません。
「生活費を稼ぐ」ことに必死になって、Web制作そっちのけでバイトをしていたら本末転倒です。
そのためできれば最低1年間は無収入でも生活できる貯金を用意して、もし1年目に仕事がない時期があってもその時間を勉強やサンプルサイト作りに回すことが、その後のフリーランス生活が成功するカギになると思います。
世の中での一般常識
これは20代前半でフリーランスになる人に抜けがちだと思うのですが、世の中の一般常識は非常に重要です。
フリーランスのお客様は個人もいると思いますが、多くは一般の会社だと思います。
その一般の会社の人が持っている常識から大きく外れたことをフリーランスがしていたら…信用してもらえませんよね。
特に昔からある中小企業だと、今の人からしたら「そこまでする?」「そこに気を遣う?」と思うような「昭和の常識」を良しとしているところも多くあります。
そのため「一般の会社の人が持っている常識」「仕事をする上での常識」はしっかりつけておくことをおすすめします。
例えば「夜はメールの送信を控える」「電話はお昼休憩がありそうな12時〜14時は避ける」「名刺を片手で受け取らない」など。
本当に当たり前のことではありますが、フリーランスというお客様からしたら得体の知れない人物だからこそ当たり前をきっちりとしていくことで信頼を勝ち取ることができます。
最低限のコミュニケーション能力
フリーランスはオンラインで仕事ができるから、人付き合いも最低限で良い。
それは確かにそうなのですが、やはり毎日チャット、たまに電話、時には対面でお客様と会う機会も出てきます。
フリーランスになりたい方はコミュニケーションが苦手も多いと思います。
ですが常に完璧なコミュニケーションを目指す必要はないと思います。
ですが「不器用でも一生懸命コミュニケーションをとろうと頑張っている」という姿勢を見せることが重要です。
例えばあなたのもとにやってきた保険の営業マン。
「やたら話が上手いAさん」と「緊張してたどたどしいけど、一生懸命話しているBさん」だったらあなたはどちらを選びたいですか?
Aさんの方が今後スムーズに契約が進められそうと思う人もいると思いますが、Bさんの方が信頼がおけると判断する人も多いと思います。
「コミュニケーションが苦手だな」と自認している人は、このBさんを目指すのがおすすめですよ。
まとめ
フリーランスWebデザイナーが思う「未経験からフリーランスになるなら準備しておきたいこと」についてご紹介しました。
- 最低限のWeb制作の知識
- 最低1年間は無収入でも生活できる貯金
- 世の中での一般常識
- 最低限のコミュニケーション能力
Web制作のスキルも大事ですが、案外一般的な常識やコミュニケーション能力をしっかり持つことの方が大事だったりします。
仕事はひと対ひとなので、仕事を任せてくれるかどうかは「信頼されるかどうか」にかかっているからです。
できればWeb制作には関係のない一般的なデスクワークの会社で1〜2年は働いてからフリーランスを目指すことで、そういった常識やコミュニケーション能力をつけた上でフリーランスとしての活動ができると思います。
ちなみに最近は大卒ですぐにフリーランスになる人もいるようですが、上記の理由で絶対におすすめしないです。
「学生でも常識はある!」と自分で思っている人はいると思いますが、周りから見るとそれは非常識であると思われることが多々あります。